あつ森がくれた、ちょっと早起きな朝

妻とのほっこりエピソード

僕の妻は、昔から朝が苦手です。目覚まし時計が鳴っても、布団の中でゴロゴロしながら「あと5分…」がいつの間にか30分になっていることもよくあります。逆に僕は夜になるとすぐに眠くなるタイプで、朝はパッと起きられるほう。夫婦といえども体質は正反対で、ちょっと面白いなと日々感じています。

そんな妻も今は産休中。これまで仕事を頑張ってきた分、少しゆっくりできる時間を楽しんでいます。朝ものんびり起きて、午前中はゴロゴロ。そんな姿を見ながら「今は好きなだけ寝たらいいよ」と思っていました。

ところが、ここにきて妻にちょっとした変化がありました。そのきっかけは――あつまれ どうぶつの森(あつ森)

もともと妻は「やってみたいなぁ」とは言っていました。でも値段が少し高いこともあって「まぁいいや」と諦め気味。それでも心のどこかでは憧れていたようです。そんな彼女に、僕は思い切ってプレゼントしました。これまで頑張ってきて、ようやく休める今だからこそ、心から喜んでもらいたかったのです。

箱を開けた瞬間の妻の表情は、今でも鮮明に覚えています。目をキラキラ輝かせて、子供のように「え、ほんとに?」と声を弾ませる姿。その嬉しそうな顔を見て、「買ってよかったなぁ」と心から思いました。

その日の夜、早速あつ森をスタート。あれこれ操作に迷いながらも楽しそうにプレイしていて、気づけば3時間近く経過。「あぁ楽しい…」と満足げにしていたのですが、フクロウの館長が「明日にならないとやってこない」とのことで、泣く泣く中断。名残惜しそうにSwitchを置く姿がまた可愛らしかったです。

「明日はゆっくり起きてきて、続きをやるんだろうな」と思いながら僕は先に眠りにつきました。

そして翌朝。僕はいつも通り早めに目が覚め、妻が起きてくるのを待っていました。ところが、まさかの展開。普段ならゆっくり布団から出てくる妻が、その日に限ってはいつもより1時間も早起き!しかもまだ寝ぼけ顔のまま、ぎゅっとSwitchを抱えてリビングにやってきたのです。

その姿は、本当に小学生の子供が「新しいゲームを早くやりたい!」とワクワクしているのと同じ。普段は朝が苦手な妻が、楽しみにしていたゲームのために早起きしてくるなんて…。思わず「本当にキュートで可愛いな」と心の中でつぶやいてしまいました。

夫婦の生活の中には、特別なイベントもあれば、こうした何気ない日常の一コマもあります。でも僕にとっては、こういう小さな瞬間こそがかけがえのない宝物です。妻が子供のように無邪気に喜ぶ姿を見られること。それを隣で見守れること。それが、何より幸せなんだと感じました。

これから子どもが生まれて、生活はもっと慌ただしくなるでしょう。でもきっと、その中でもこんなふうに笑ったり、驚いたり、喜んだりしながら毎日を積み重ねていけるんだと思います。

今日もSwitchを手にして「さぁ、島づくりだ!」と嬉しそうにしている妻を見て、僕は改めて思いました。――やっぱり、うちの妻は最高にキュートです。

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